男性保育士はどうやって活躍する!?

記事を読んで頂き、有難うございます。日々訪問者さんが増えていて、更新の励みになっています。

さて今日は男性保育士のあり方について考えてみます。


これやって下さい!

私は専門学校ではなく、大学在学中に一般試験で資格を取得しました。そのため、20歳くらいまでは全く保育士になろうと思っていなかったので、この業界に入った時に様々な違和感を感じました。


以下内容について、男性保育士がいる園の園長は、是非改善してあげて下さい。絶対に男性保育士からの求人件数が増えると断言します!

1.エプロンをやめよう

やっぱり男でエプロンって恥ずかしいです。特にキャラクターもの。これ一つやめてユニフォームか私服にするだけで、かなり抵抗が無くなります。さらにジャージではなく、チノパンだと大分かっこよくなります。かっこいいと仕事に誇りが持てるようになります。

私はもし自分がエプロン必須の保育園だったら、1年で辞めていたと思います。そのぐらい恰好ってかなり大事なんです


2.同性の話し相手が欲しい

いつも女性と子どもだけの世界にいると、だんだん苦しくなってきます。やはり同性と話すと落ち着くものです。女性が一人でずっと男性の中で働いていたら、話し相手欲しくなりますよね?

せめて園内に一人でも同性の話し相手がいると、かなり違います。

ちなみに園長や事務員が男性であったり、男っぽい考え方の女性が話し相手になってあげることでも救いになります。


3.自由を認めてあげて

男性は女性と違って、あまり集団行動を尊重しません。仮に男性同士でどこかへ行き、「俺、ちょっと向こう行きたいから離れるね。また後でね。」と言われても全然気にしません。女性の場合、イメージですが、「自分勝手だな。」とその人のことを思うか、「そう思われてしまうという危機感」が強いのではないでしょうか?

これまでずっとそうやって行動してきたのに、急に女性社会の「みんなで」という空気にシフトは出来にくいものです。仮にやれていたとしても自分が知らないうちにストレスが溜まってきます。

休憩の時くらいは、一人になれる時間を作ってあげてほしいなと思います。そしてそれを皆が認めてあげる空気にしてほしいと思います。


男性保育士の必要性

男性保育士が必要な理由で昔から真っ先に上がるのが「力仕事ができること」です。

私はこれは絶対に間違っていると声を大にして言いたいです。

正確に言うと、「男性が必要な理由として、力仕事が一番先に上がってくることが間違っている」ということです。


「お父さん」と「男性保育士」

保育園には家庭的要素が必要になります。本格的な集団生活に向けた準備期間であり、まだ慣らしている最中だからです。

すなわち「お母さん」要素は子どもにとって必須になります。ですが家庭にはお父さんもいます。ということは「お父さん」要素も必須ですよね

つまり「家庭」でお父さんが果たす役割が保育園で男性保育士が果たす役割と言えます。

またお父さんを必要とする最大の理由は「力仕事」ではありません。

家庭でのお父さんの役割

  • 思いっきり遊んでくれる存在
  • やんちゃな存在
  • 日頃はぐちぐち言わないが、一度怒ると一番怖い存在
  • チャレンジさせてくれる存在
  • 家族をまとめる存在

もちろんこれらは女性でも代用は可能です。でも役割を分ける事で、得意な部分をお互いで補い合うことが出来るのです。

男性保育士がいない園では、「男性的役割」「女性的役割」全てを女性が一人でやろうとするので、「公園で激しく遊んで」「恐い存在でいなくちゃ」と役割が多すぎてアップアップしてしまうのです。

同じことを子どもに注意する場合でも、やはり男性と女性が言うと効き目が違うことが多いです。女性保育士はそういった「最後にまとめてくれる存在がいる」と、安心できるのではないでしょうか?

ちなみにベテラン女性と新人男性が組んだ場合は、役割が逆でも問題ないと思います。「男性だから」「女性だから」という視点ではなく、要は「得意な分野で役割を分担しようよ。」ということです。

男性保育士は「子どもの成長にとって必要不可欠」だから必要なんです!


男性保育士が生き抜く道

これから保育士を目指す先生、働き始めの若い先生にアドバイスです。男性保育士はどのような働き方をしていけば良いでしょうか?

1.得意分野を生かす

これまで私が見てきた男性保育士の特技は

「アコースティックギターの弾き語り、マジック、運動神経抜群、虫取り名人、ギャグで笑わす」などです。

ギターは私も学生時代のバンド経験を活かし、童謡などを弾いているのですが、やはり食いつきがとてもいいです。自分だけができる男性ならではの特技を活かすと保育の幅がぐっと広がります。


2,イタズラ心を持つ

私が以前勉強した園では、男性保育士のおふざけが園全体のカラーを作っていました。女性だけだとちょっと真っ直ぐすぎる部分がどうしてもあるんです。ちょっとふざけていいんです。それで職員や子どもが笑えたら、ちょっと雰囲気が良くなります。

7割の真面目さに3割のおふざけが混ざると、とってもバランス良くなります。


3.思いっきり遊ぶ

ゆったりと遊ぶ男性がいても勿論いいと思うのですが、やはり子ども、親、スタッフ皆が望んでいるのは男性保育士が思いっきり遊んでくれることです。

元々、子どものころから鬼ごっこなどをやってきた身としては、仕事と感じることなく、心から楽しんで全力疾走していました。「保育士やっていて良かったな~」と思う瞬間でもありました。

思いっきり遊ぶ姿を同僚に見せることで、「気がきかない」などの日頃のミスも帳消しになります。


4.経営者を目指す

いち保育士として家族を養うには難しい状況が続いています。でも園長や運営を任される立場になれば、収入もそれなりにもらえると思います。

日頃から「自分だったらどんな園にしたいか?」「園運営にはどんなことが必要か?」などを考えておき、園運営に関わる「シフト作成」や「行事の取りまとめ」などの仕事を積極的にやらせてもらいましょう。必ず後で役に立ってきます。


いかがでしたでしょうか?男性保育士のやりにくさについてはまだまだ知られていない部分も多いので、皆で状況を改善していきましょう。

記事を読んで頂き、有難うございました。